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トルネコは、スクウェア・エニックスRPGドラゴンクエストシリーズ』に登場する架空のキャラクターである。

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解説 編集

ファミリーコンピュータゲームソフトドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(以下『DQIV』)に初登場。『第三章 武器屋トルネコ』の主人公であり、『第五章 導かれし者たち』では「導かれし者」として勇者の仲間となる。中年、小太り、商人という伝統的なRPGでは非常にポピュラーな人物設定であったが、ドラゴンクエストシリーズのプレイヤーキャラクターとしては異色といえる。しかし、そのユーモラスなキャラクターと、彼が主人公を務める第三章における、「従来の戦闘による経験値稼ぎの繰り返し」とは一線を画するストーリー、システムが人気を呼び、彼を中心としたスピンアウト作品『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』シリーズがその後チュンソフトから開発されることになった。

世界一の武器商人になるという夢を持っており、その夢を叶えるべく努力することが彼のストーリーの主軸となっている。

『DQIV』の第三章開始時点では田舎町レイクナバの武器屋の雇われ店員であったが、第三章のストーリー中において、緊張状態にあった大国エンドールとボンモール両国の間で武器の交易を行って富を築く傍ら、両国王の嫡子の仲を取り持って停戦を実現。エンドール城下町に王家お抱えの店を開く許可を得る。さらに、隣国ブランカとの地下トンネル開通工事への投資事業にも成功、販路の利権をも得ることで一代で世界有数の豪商にのし上がった。しかし戦争を未然に阻止したことから、「人間の国の国力を疲弊させる機会を潰された」という理由で魔物たちから恨まれることになる。

第五章では勇者と共に旅をするうちに、憧れだった伝説の武器「天空の剣」を自らの目で見ることとなる。

さらに『トルネコの大冒険』においては不思議のダンジョンの奥深くに眠る「幸せの箱」を入手し、城と見紛う程の大きな店を持つなど、武器商人として出世を重ねていく様子が見て取れる。

『DQIV』ではあらゆるアイテムを鑑定する能力を持っている。また戦闘では一定確率で特殊な行動をすることがあり、子守唄を歌って敵を眠らせたり口を塞いで呪文を使えなくするなど種類は様々である。ただしいつ発生するかはランダムであるため、本来ならば通常攻撃をして欲しい場面で余計な行動を取ることもしばしばある。「正義のそろばん」を武器として使いこなすことができる。力や体力は高めだが素早さは低く、呪文は使えない。プレイステーションニンテンドーDSで発売されたリメイク版では4種類の特技が新たに使用できるようになった。いずれも『VI』以降の作品で登場していたものだが、「とうぞくのはな」の名称は「たからのにおい」に変更されている。

その風貌や性能から、『4コママンガ劇場』などでは役立たずのレッテルを貼られることが多く、散々な扱いをされることも多かった(特に原淳白井寛など)。

北米版でのトルネコの名前 編集

アメリカNES版 "Dragon Warrior IV" (『DQIV』のローカライズ版)では、トルネコの名前はTaloon(タルーン)に変更されていた。日本においてアルファベット表記される際はTornecoまたはTornekoと表記され、北米版 "Torneko: The Last Hope" (『トルネコの大冒険2』のローカライズ版)でもTaloonではなくTornekoの名が使用されている。このため北米ではTorneko Taloon(トルネコ・タルーン)がフルネームとされ、後に登場キャラクターの名前が大幅に変更された北米DSリメイク版 "Dragon Quest IV: Chapters of the Chosen" でもこのフルネームの設定が採用されている。

トルネコの家族 編集

ネネ 編集

トルネコの愛妻。夫の夢を常に支えており、旅立つ夫に愛妻弁当(『トルネコの大冒険』では大きなパン)を手渡して優しく見送る。『DQIV』では他店の1.5倍以上の値段で品を売り、『トルネコの大冒険』シリーズでもトルネコが持ち帰ったアイテムを必ず全て売るといった商才を見せる。FC版『DQIV』ではゲーム中では町娘のグラフィックの流用であったが、『トルネコの大冒険』にて公式イラスト[1]が描かれ、ゲーム中でもそれに沿った専用グラフィックが用意された。リメイク版『DQIV』においても専用のグラフィックが用意されている。

北米版の名前は、NES版『DWIV』では「Neta」だったが、『The Last Hope』以降から「Nina」に変更された。

ポポロ 編集

トルネコの息子。ネネと同じく父の夢を常に支えている。父のことは商人としても冒険家としても憧れている。『トルネコの大冒険2』のイラストでは、父から直々に武芸を学んでいる姿が見られる。『トルネコの大冒険3』時点で12歳と設定され、それより7年前の『トルネコの大冒険』では5歳ということになる。『トルネコの大冒険3』ではプレイヤーキャラクターとしてデビューを果たし、モンスター使いとしての才能を開花させ、モンスターを仲間にする能力を持つようになる。

FC版『DQIV』当時では名前がなく、『トルネコの大冒険』にて名前が設定された。リメイク版『DQIV』ではその設定が受け継がれゲーム中で名前が表示される。ゲームブック版『DQIV』では「ニッフル」、小説版『DQIV』では「リトル」と言う名になっていた。なお、リメイク版『DQIV』では髪の色は母親と同じ茶色であるが、『トルネコの大冒険』シリーズではトルネコと同じ青である。

北米版でもNES版『DWIV』当時は名前がなく、『The Last Hope』以降から名前が「Paulo」と設定された。

トルネコが出演している作品 編集

ゲーム 編集

アニメ 編集

漫画 編集

小説 編集

  • 小説ドラゴンクエストIV 導かれし者たち久美沙織
    全4巻のうち、2巻収録の3章、3・4巻収録の5章以降に登場。トルネコが主人公の3章のみ、キャラクターの雰囲気に合わせて文章が柔らかい表現になっている。また、妻の名「ネネ」はそのままだが、息子の名が「リトル」になっている。

バレエ 編集

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担当声優 編集

CDシアター ドラゴンクエストIV』および『CDシアター トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』にて家族と共に声優による声があてられている。

脚注 編集

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  1. FC版『DQIV』の公式ガイドブックでもネネのイラストは描かれていたが、『トルネコの大冒険』とはデザインが異なる。

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